『別れの日』 平成28年3月26日(土)
いつかこの日が来ることを 僕らは知って居た
時に傷付き 時に迷い 時に惑い 時に涙を運んで来た
捨て切れず守って来た夢 諦めやしないと大声で叫んでみる
誰にも聞こえやしない心の中で 力を振り絞って その身を震わすように
僕らそれぞれの道を往く お世話になった人達に 背中を押されながら
新しい景色を探しに 羽根を広げるんだ
ああ 忘れやしないよ 君のその眩しい笑顔を
ぬくもりのある小さな その柔らかい 可愛い 手と一緒に 抱きしめて
再び 僕ら出会うだろう 知らない街の片隅で 青い空を 星空を見上げながら
風に吹かれて 答を探すように 水たまりに写された 生きる意味を探して 進むんだ
歩く度に 靴と寿命をすり減らしてゆくけれど
狂う度に 君の眼差しが 僕を正気にさせてくれた
ありがとう ありがとう
いつかこの日が来ることを 僕らは知らなかったとしても
心はここにあること 信じて居るから
もう二度と消えぬように 君の感触を僕の身体に焼き付けたなら
届け 願い 響け 想い 伝われ 愛の歌
どこまでも 終わることのないように
いつまでも 変わることのないように
この空に包まれながら 僕らは地球を回してゆくんだ
届かない 響かない 命だとしても
要らない 認められない 存在だとしても
伝わらない 孤独が あふれ出して来たとしても
未来が 明日を見つけ出す 希望を灯すように そっと 息をして・・・
今なら言える 「ありがとう」と 君に素顔を向けられる
ありがとう ありがとう
忘れないよ 君との時間を 僕との空間を
慈しむかのように 寄り添うように 大切に
大海原に出掛ける僕らは たまに河の流れに圧されそうになるけど
吹き荒ぶ風にも抗い 笑い声を上げながら 遊ぶように
生きて往く 生きて居る
大大好きな みんなとともに
ちょっぴり好きな 自分とともに
また 訪れる日を楽しみに 過ごしてゆくんだ
この淀んだ世界の中で 夢だけを信じて