『届いてる』 プレゼントソング

本気で愛してるのかも 解らないケド
取り敢えず 気持ちだけ渡させて

安くもなく 高くもなく ほんのり柔らかい
毎日の感謝を込めて リボン付き包装された「好きだよ」

「ごめん、給料日前だった。」「お小遣い貰えなかった。」
「(会いたい人が遠かった…)」「(物凄く遠かった…)」

せめてもの喜びと悲しみを織り交ぜて
こんな 照れくさいの合い言葉

強くもなく 弱くもなく あんまり驚かない
中身はとっても脆くて コードレス破裂しない時限爆弾

いつか 放り投げたかった 遣る瀬無い想いは
不意に脳裏に浮かんだ 面影と吹き飛んだ

待ち伏せて 待ち合わせした積もりになって
本当に恥ずかしいの 一言だ

もしも 言う通りにしなくて 大人になりたがった
あの日が遠ざかって 特に何も感じず
日々を明け暮れて 黄昏る窓辺に散った 瑞々しい桜の葉

適当に合わせてくれて 構わないから
取り敢えず 離れないで 側に居て