02.『魂の故郷へ』 懐かしさを 2018年6月26日 22:29
A.僕を惑わせる 幻に魅せられて 世の中の全ては綺麗事だと 子供騙しだと
自分を過信し 君に背信し 無謀に邁進し 独りを確信し
社会の波の渦の中に 放り出されて
B.頼る者も無く 頼る物も無く 愛の源泉が湧く処 夢の源泉が湧く処
魂の故郷へ 帰りたくて 還りたくて 涙と引き換えに 無限の命を得た
S.君を忘れる程の 狂い出した日常に 平静さを装い 騙し騙し 生きて来た
大きな母性に包まれ乍ら 愛されて居るとは知らずに 解らずに
形振り構わず 自分丈を信じては 一直線に 思いを貫いて居た
A.僕を煩わせる 苦しみに囚われて 夜の中を泳ぎ泳ぎ 喘いでは 悶えては
気分を重要視し 景色に感心し 希望を絶対視し 夢に関心し
時代の波の渦の中に 飛び込み 飛び込んで
B.生きる者も無く 生きる物も無く 有刺鉄線に囲まれて 進入禁止に隔たれて
魂の故郷へ 戻りたくて 戻りたくて 悲しみと引き換えに 無限の喜びを得た
S.君を壊せる程の 暴れ出した実力に 平等さを培い 試し試し 生きて行く
小さな個性に育まれ乍ら 信じて居ると裏切って居るは 同じで
身振り手振りで 他人丈を欺いては 放物線の様に 想いが溢れて
S.君を愛せる程の 膨れ出した感情に 平和と自由と憧れと幸せとに 生きる夢と希望を
少ない欲を許し乍ら 少欲として許し乍ら
身一つ心一つで 本人丈を演じ抜いては 曲線の様に 謙って 遜って
S.君を抱き締める程の 滲み出した愛情に 平気な顔して 平常心で 生きる毎日を
中位の距離を保って居た 来た そんな僕と君を
身嗜みを整えて 取りも直さず 会いに行く 流線形の様に 走って 走って
S.君と抱き締める程の 込み上げた心情に 平凡な生活を 平凡な一庶民として して
大きな 小さな 少ない 中位の こんな分け合える世界を
鑑みて見て 見て 取り敢えず 魂を取り戻す 流星の様に 今を生きて居たい
故郷(ふるさと)へ 帰って来れて 良かった
(完了)