『旅のさ中』 挿入歌  2017年11月5日 15:45

遣り直せるさ 腐り切った人生でも
振り返れるさ その濁った目だとしても

君が手を染めた過ちも 払い落として 洗い去れるんだよ

心がさもしい 見窄らしいと 自分を責めて 貶めて 陥れて
汚れて行く度に 変って行く度に 憤りを感じて来た

そんな僕は僕の事が嫌いで 醜い街並みや曇った空と自分を重ねて
叫び 嵐を呼ぶ様に 一日を過ごした

魂は打ち震えて・・・

飛び去る鳥 澄み切った青空に
血を吐き 身を裂き 泪を零し
一人啼く 凡人として

この身に淋しい曲を染み込ます様に
気分を鎮めて 自分を重ねて 身分を弁えて
濁って行く度に 破局を迎える度に 孤独を感じて来た

没滅して逝く太陽に夕空は泣き叫んで この世の罪業を洗い落として
払い落として行く景色に 優しさと愛を感じて来た

暮らして往く日々に手を伸ばす・・・
声の轟く限り・・・ 心の届く限り・・・
僕の生きて居る限り・・・ 僕と生きて居る限り・・・

微笑み続けて生きて行く

そう言う自分と付き合い乍ら 成長していく

生き続ける限り 終わらないその旅のさ中で

僕は僕で在り続ける 一生 寸分狂う事なく 違(たが)う事なく

(完了)