『シャララ』
歩いて来たのさ 信じた道を 泣いて居るのさ 魂の叫びを
いつも いつでも いつまでも
もし アフリカに行けたとしたら まず ゾウさんとお話したいね
なぜなら 他の誰より 心が通じ合うって 噂さ
だけど 俺にはパスポートが取れない 理由があるんだ
それは何かってズバリ言ったら 「高所恐怖症」 なんだ
こんな 腐った俺が こんな 腐った町を 抜け出し何処へ行くと言うのだろう
歩いて居るのさ 汚(けが)れだらけの人生を 信じて居るのさ 汚れの無い道を
いつも いつでも いつまでも
もし 故郷(ふるさと)に帰れたとしたら まず 海原に飛び込んでみたいね
何もかも脱ぎ捨てて 裸で水浴びしたい
だけど 俺には帰る場所が無い って事を 他の誰より承認済みさ そこんとこ 宜しく
こんな 血迷う俺が こんな 彷徨う町で 生きて暮らすしか無い って事も
シャララ…
歩いて行こう 情けの無い人生を キチガイ沙汰さ 社会ってのは
いつも いつでも いつまでも
もし 花に生まれ変わったとしたら まず 地球の空気お掃除したいね
破裂するまで吸い込んで 跡形も無く美しく散りたい
だけど 俺には其の資格が無い 生まれ変わるためには
自分の魂を自分のものにしなくちゃ 「気付いてなかったでしょ?!」 ホントさ
こんな 腐った世間と こんな 腐った世界に 「おめでとう」を贈ろう
唄って行くさ 終わりの無い人生を 救ってやるさ お前の魂の孤独を
愛して居るのさ 働いて居るのさ いつも いつでも いつまでも
シャララ…
歩いて生きたい 反省だらけの人生を 気付いて居るのさ 負けたくはないのさ
いつも いつでも いつまでも
もし 終わりがあるとするなら まず 今という時間はきっとないね
同じく 始まりがあるとすれば 終わりもあることになるだろう
だけど 俺には見つけられない 「宇宙の真理」ってやつよ
姿があるなら 今すぐ この世に現せ 頼むから
みんな 少しずつ 感じてる 色んな生き方がある
相対性に動いてる 石ころの様な存在 ただあるがまま…
見くびらないで 自分の事
シャララ…
歩き続けるさ 茨だらけの道のりを 血塗れになっても 傷だらけになっても
俺も お前も 彼奴等も
止(や)められないのさ 殺し合いも 愛し合いも
もう いらないのに これ以上 これ以上 これ以上は
もし 世界に平和が訪れるなら まず 神様と仲直りしたいね
随分 ぼろぼろにしてしまった この 神秘の惑星にも謝ろう
こんな 素敵な君さ こんな 素敵な町さ 力を合わせて守ってこう
覚えてゆくのさ 犠牲だらけの歴史を 忘れてゆくのさ 争い合うことを
これを これも これからも
もし 真実がひとつとするなら また 命もひとつしかないんだよね
そんなの可笑しいと思わないか 無数にあるのが本当だろう
だから 俺等に宿る ひとつひとつを 抱き締め 離すな
雨が降ろうが 風が吹こうが 嵐が起ころうが 死ぬまで 死んでも 守り抜け
何度もくたばった 君だ 今度も終われないみたいだ
ここに居る事よ 「ありがとう」
シャララ…
息続けるのさ 大洪水の破局を 溺れ乍らでも 絶やしたくはないのさ
人の血潮を 魂を
もし 答があるとするなら 苦しみを通り越した跡ね
罪滅ぼしも済ませて 辿り着いた場所で 微笑もう
だから 俺等に与えられた 時間を無駄にして居ちゃ
罰(ばち)が当たるってもんだよな 真剣な話さ 聞いとくれ
こんな 沈んだ国を こんな 浮かんだ島で 再び築き上げるとしてやろう
シャララ…
終末の時代に捧ぐ みんなのための俺の詩
唄い継いどくれ 俺等の子よ
新天地が明けたなら 訪れる
お前等の時代に捧ぐ 残された者のための詩
口遊んどくれ シャララララ
こんな 曲調に乗せて どんな 言葉でもいいから
叫んでやってくれ お前の詩
唄ってやってくれ
シャララの詩
声の出る限り
シャララ…