『originality』
君の迷いの悩みの雲が闇の彼方から光へと道筋(みち)を立てて
今僕の細胞の中に潜り込もうとしてる異物の侵入を許そうとしている
真っ新な 精神ならば 苦しむことすら知らずに
綿綿脈々と紡ぎ継がれてる珠玉の雫が無数の肉粒に沁み渡って
只でさえひ弱なアイデンティティに千切れるほどの痛みを伴う
今更な 泣き叫ぶのは 恥ずかしむことですらないのに
暗中模索で手に入れたパズルのワンピースは
お日様の下では灼熱のパワーに炙られ 藻屑と化した
一体 何を受け容れれば僕の心は認められるのか
畜生! 想いを吐き出したのに 血糊すら拭えずに
やり切れぬドラマの渦中でもがいてる 僕にはきっと生きる意味がある
求めるほど遠くに行くのならば もう何も望みはしないでおこう
悟り切った笑みを溜息と浮かべて 透明なニヒリズムで天にも昇った気分
下らないなら やめちゃえば わかってるのに ダラダラ
勝負する前から白旗を揚げて 無敗無傷の day dream fighter
たった1%のオリジナリティーに全てを賭けて 泥だらけになって
毎日を送るならば 手応えは そこにあるのに
見知らぬ答えに戸惑いながら 意地悪な運命の歯車に組み込まれてく
時代の風吹に煽られ 立ち上がる魂 哀しい証 「私」がほしい
実体の無い世界に生まれ 僕の心は磨かれるんだ
一生 想い煩うのなら せめて君と一緒
断ち切れぬ絆を いつか愛と呼びたい
僕にはずっと生きる君が居る
育ったかな 温かな ひとをいとおしいと思う気持ち
天体の動きに呼応してる 僕の心は曼荼羅だ
此畜生! 想う度 秘密や謎がごまんと溢れてくる
数え切れぬカルマの中から 掴み取る一握りの不幸を反骨にして
遣る瀬無いキャンバスが黄昏色に染まったら そこには必ず意味がある
僕には必ず意味がある