『虹色の橋』 平成28年5月13日(金) 午後9時30分
長い道のりだった 儚く流れた人生だった
優しさを見つけた 恋だった
真理を求めた旅だった
きっと 今まで
なのに だからか 君に出会えないまま
出会えても 解らないまま 時は過ぎ 時は経ち 時は流れ 時を超えて
短い 短い道のりだった どこへでもゆける 気がしていた
愛し合えるという事実が 僕を苦しめていたんだ
きっと 今まで
他に何も得られないまま 手に掴んだ真実に気づかないまま
時はすぎ 時はたち 時はながれ 時をこえて
僕は生きてきたんだ
心を磔にするほどの 苦しみや痛みは
きっと 産まれくる喜びと併せて 限りのない 幸せをもたらすんだ
歩いて行こう 誰も知ることのない 未来への道を 虹色の橋を
確かに踏みしめて 渡ってゆく
僕も生きてきたんだ
磔にされた心を 痛みも苦しみも 感じることなく
ずっと たとえば 鳥のように
何の悩みもない 悲しみだけの 空へ 世界へ
助走をつけ 踏ん張り 誰も知ることのない 未来へ 未来へ
翼を広げ 羽ばたいて 飛んでゆくんだ
虹色の橋を越えてゆくんだ
全ての出来事の向こうへと