『勤労感謝の辞』

胸が痛む事ばかり起こる世の中だ
辛うじて光を掴み取ろうとするけども
至ってシンプルな感情を大事にして居る
もうこれ以上心が壊れない様に

渡ってゆく虹がとても綺麗であれば好いのに
僕と来たら 色が解らなくなるほど 狂いかけて居る

好きな人と十年 二十年 暮らせたら好いのにとか
当分は 貴方とだけ 傍に居たい
解ってもらいたいとか思わない でも 解ってあげたい
隙間の気持ちを 今は 理解してあげたい

貴方となら 茨の道も 猛吹雪の朝も
砂漠や廃墟の町や 瓦礫の中も

渡って来た悲しみの橋 ここで終われば好いのに
僕の行く未来が 明るく色のあるものであります様に

好きな人と十年 二十年 変わらなければ好いものを
当面は冷めたキッスで繕うばかり
解ってもらいたいとか思わない でも 解ってあげられない
こんなもどかしさも 貴方とは 味わって行きたい
輝いていたい 勤(いそ)しんでいたい