『門出』
荒れ果てた廃墟の中で 滴る雫の音
孤独に耽る僕の 心を打つ
進む路も分からぬ君で 一体何処へ行くのだろう
戻らぬ時を悔い惜しむ位なら 気儘に委ねなよ
未来の見えない人は 明日の朝から明るくなんて嘲笑う
錆びた階段を昇り乍ら これで終わりだね。 と呟く
Down せめて今だけは 高く 高く のぞみたいのさ
静かな街並みに 別れ告げる為
凩が戦ぎ出す時に 思い焦がれる 昔の事
遠く離れた場所から眺めて居ると 物憂げな素顔が哀しく滲んで見えた
Dawn 闇よ 赤らめば 長く 長く 続く道程
険しいだろう 苦しいだろう でも 僕は旅立つ