『14の瞳』
夢を持てなくて 好きになれなくて 窓の外 遠くの方 見つめて居た
飯を食えなくて 今を見れなくて 風に吹かれる事も 出来ずに 悩んで居た
時代の移り過ぎに気圧(けお)されて また少し流されそう
十四の瞳に歴史は感じれていたかなあ
心の無い僕は葦の様に生きていけるかなあ
君を待ってたんだ 好きと言えなくて 電話の向こう 聞こえぬ声 当てにして居た
勇気を持てなくて 今から逃げたくて 空に理想を描き また消し 叫んで居た
時代の裂け目に狂わされて また少し崩れ落ちそう
王蟲の瞳に輪廻は どう映っていたかなあ
傷だらけの僕も 蓮の様に戦っていくのかなあ
吹き荒れるよ 苦悶と死の祈り
返り血浴びて 引き裂かれる
十四の瞳に僕らは どう映っているのかなあ
身体中に迸る情熱をバトンして行きたい
十四の瞳に家族は 感じれていたかなあ
命のある内に 君に愛を返して行かなくちゃ
川原を歩いていたんだ 何にも考えず
足が独り出に動くよ しがらみから 解き放たれていく
ビルディングの陰 夕日が飲み込まれてゆく
文明の冬を力強く 暮らして行くんだ
時代の試行錯誤に付き合わされて また少し 涙 こぼれそう