『儚き日々』 2017/03/09 16:09
消え入りそうで 消え去りそうで
幻の夢を 儚い夢を 独りで眺めて居た
陽炎の向こう側に 夢を追って
やがてこの身が焼き尽くされようとしても
僕はただ 真実だけを見つめて居た
愛と呼べば呼ぶほどに 霞のように消え去って逝く光は
心を潰せば潰すほどに 僕の体は空っぽに支配される
無の心境に 無の精神に 現実を浸して生きて行く
空の心境に 空の精神に 現実を浸して生きて行く
夢と呼べば呼ぶほどに 自由と呼べば呼ぶほどに
理想と呼べば呼ぶほどに 現実と呼べば呼ぶほどに
憧れは 酷く 君を追って
やがてこの身が滅ぼし尽くされようとしても
僕はただ 君のすべてを見つめ 眺め 抱きしめ そして 愛し 労り 支えて来た
朽ち果ててゆく 僕を捧げながら
無の心境に 無の精神に 心を沈めて 生きて行く
空の心境に 空の精神に 心を沈めて 生きて行く
消え入りそうで 消え去りそうで
見果てぬ夢を 儚き日々に 探し求めて歩いて居た
終わることを知らない 虚しき時間の中で
終わることを知らない 虚しき命の中で
やんわりと 涙を零しながら
それとなく これを拭いながら
人の世の夢に 想いを馳せ・・・
無の心境に 無の精神に 悟りを開いて 生きて行く
空の心境に 空の精神に 悟りを開いて 生きて行く