09.『僕の終わり 君の始まり』  切に望む  2018年11月18日 20:35

A.始まりを告げる 笛の音(ね)が鳴った
 終わりを奏でる 僕の詩は 永遠に封じられる事に成った

A.絶望の続きを語るのは 君の仕事に成ったよ
 弱きを助け 強きを挫く 心の優しさを 皆に現して貰いたいんだ

B.子供の頃に感じて居た 不思議な想いを 情感を 情景を
 思い出して 振り返って 省みて見るのも 良いんじゃない

S.バトンを送ろう 走り続ける 君へ 怖れる事無く 怯える事無く
 不安や雑念を 捨て去って 改まった 精神で

A.生きて行こう 暮らして行こう
 正気を保ち 規則を守って 社会人に成る為に

A.孤独の続きを語るのは 君の仕事に成ったよ
 捨てる神あらば拾う神あり 救いと報いを皆に齎して貰いたいんだ

B.大人に成る旅に 成る度に 無限大の可能性を 実感を 実景を
 思い足して 遠くを見て 想像して見るのも良いんじゃない

S.バトンを贈ろう 求め続ける 君へ 恐れる事無く 脅える事無く
 不満や邪念を 消し去って 改まった 肉体で

C.今にも消えそうな 捨てられそうな 世界の中で
 今から立ち上りそうな 這い上りそうな 自分の手と足で 藻掻いて 藻掻いて
 生きて居ても良いんじゃない 暮らして居ても良いんじゃない
 見詰め 見詰めて 見詰め合って
 真実を探り合って行くんだ 譲り合って行くんだ 渡し合って行くんだ

A.始まりを告げる 君の声が聴こえた
 終わりを奏でる 僕の詩は 受け継がれて

B.人間に成る迄に 何(ど)れ程の 艱難辛苦を嘗めて来ただろう
 思い浮かべて 自信を得て 経験を経て見るのも良いんじゃない

S.感動を送ろう 醒め続ける 君へ 狂う事無く 壊れる事無く
 不信や疑念を 潰し去って 改まった 心技体で

S.感動を贈ろう 諦め続ける 君へ 迷う事無く 悩む事無く
 自信や信念を 抱き締め巻くって 改まった 精気神で

S.バトンを送ろう 吠え続ける 君へ 祈る事無く 願う事無く
 生きて来た人生を 歩んで来た人生を 改まった 精神で

S.バトンを贈ろう 嘆き続ける 君へ 光る事無く 陰る事無く
 暗闇の真っ只中で 息をする事も無く 鼓動を鳴らす事も無く 改まった 肉体で

A.生きようとする僕から 生きようとする君へ
 終わりと始まりを伝えよう
 僕が覚えた全てを 君に詩って貰いたいんだ
 僕が忘れた全てを 君に詩って貰いたいんだ

A.生きようとする僕から 生きようとする君へ
 終わりと始まりを伝えよう
 僕が覚えた全てを 君に詩って貰いたいんだ
 僕が忘れた全てを 君に詩って貰いたいんだ

 君に詩って貰いたいんだ

 貰いたいんだ

(完了)