『青い感じ』
ただの未来なら いつのだれの下にだって訪れるさ
I remember you. 遠くに居た君 遥か遠くに
ただでさえ霞んで見える 優しさに似た景色
棒読みにされる 美しさは 隠していた傷跡 ひとつひとつを
滲み出す からだから 滲み出す涙 迸れよ!
全世界中を
僕らを包む青い感じ
果てしなさに満ちて広がる 感動の響き
剛速球の それを 隠し球の それを隠し通せる程
世界は甘くなく
世界のそれを 壊せる程 世界は脆くもなく
僕らの人生を運んでいて呉れる
からっからの未来なら いつものセオリー通りに訪れるさ
I remember mu. 一万二千年の戦い 克つための
はじめから 決着の見えた 歴史の視線でさえも
ぶれもしない様に 揺れもしない様に しっかりとつかみとらえられていたらな
君に半分くらいは与えてあげられていたかもな
淡いかんじの珈琲
その深淵に幻の味が沁み渡って居て
冬の寒さと絡み合って骨身に染み込んでいられたらな
僕らはミルクと泣く
僕こそがミルクと泣く
伝説の時代に生きる ただ一人の英雄
君と生きる ただの人間
悩みに明け暮れる
神話の中にひそむ 僕らの吐息は
必ず誰かとリンクしていて 連なっている
どこか遠く いつか 遥かに 突き忘れ去られそうな魂でも
ここに ここに居るんだと思うだけで
僕らはここに居る
指折り数えてごらん 大切な人は
お辞儀をして迎えてくれる
青い感じを背景にして