『案斗仁王』
重たい蝶を運ぶ 一匹の蟻
オェ~ 蒸し暑い 何とゆうダルさだ
はっきり やる気は無い けれども 背負わされた
これを これを 巣まで
上手く社会に馴染めない 奇妙(ストレンジ)な反転(アンチ)野郎
思い通りに 進めないことに 他所を小馬鹿にして 苛ついている
行列に並んで 司令塔に従って
素直に生きてりゃ こんな苦労はしねえ
だけど 俺(おい)ら 余生捨てたんだ
永く平和に幸せに 強靱(ストロング)な蟻(アント)として
想いを寄せた 恋連れと 暮らす事と 引き替えにして 何とか保(も)ってんだ
嗚呼(アァ) 俺達も こんな美しく 大きな羽が有ったなら
こんな 血反吐を 這い擦り回る必要なんて 無く成るのになあ
-降り頻る貴女の切なさがへばり付いて離れない-
縺れて居て 綻びそうな 伸縮自在(ストレッチ)な気持ち(センチ)の食い違い(ズレ)
解(と)けない問い掛けが解(ほど)けそうな度に 此の個々にある意(こころ) 狂わされる
あなたもスイスイ 御澄まし顔? 正直(ストレート)になんて 本当?
重たい餌を運んだのに 僕はコレにありつけない じゃないか
懐(ふところ)を見せるのは厭わない? 大都会(ストリート)もとんちで行こう!
と おもえば またすぐに 仲間達が白目剥いて疎んずるから
ムカついてくる
奇天烈(ストレンジ)な模索人(アント)は 上手く社会に馴染めない
(だから 生きれない)