『秋』

影法師ひとつ 涙の道追い掛けてゆく
怒りを 憎しみを 孕んだ張りぼては
次に訪れる 奇跡を待ち望んでいる

平和であることの意義 噛み締めて
僕らは 振りかざした拳を 下ろした

なあ なあ とても幸せだろう 幸せだと思えば
さあ さあ 次の世界へ 化けの皮を剥いでゆくよ

空高く 風に巻かれ 言の葉達は 溢れ出てゆく
君安く 歌はこころ 音の葉達は 溢れ出て
祈りは受け継がれてゆく

明日の宇宙へ